お医者さんへの上手なかかり方

安易に時間外受診や重複受診などを行っていると、医師不足など医療機関への負担や医療費が増加してしまいます。必要な人が必要なときに安心して医療を受けられるように、お医者さんへのかかり方を見直し、医療機関などへの適正な受診を心掛けましょう。

かかりつけ医を持ちましょう

日頃の生活管理が大切な生活習慣病の予防はもちろん、体調を崩したときにも、信頼できる「かかりつけ医」が近くにいると安心です。

かかりつけ医がいると

いつも同じお医者さんに診てもらえるため、信頼関係が生まれ、意思の疎通が図りやすくなります。また、体質やよくかかる病気だけでなく、性格や気質もわかったうえで治療してもらえます。

かかりつけ医の5つの条件

  1. 自宅や勤務先から通いやすい
  2. 患者の話をよく聞いてくれる
  3. 病気や治療方針・処方薬のことを説明してくれる
  4. 必要に応じて専門病院の紹介をしてくれる
  5. 新しい医学に興味をもって勉強している

時間外受診は控えましょう

休日や夜間、時間外に受診すると、通常の医療費のほかに割増料金がかかります。慢性の病気がある方は、普段から体調に注意し、いつもと状態が違うと感じたときは、無理せずなるべく早いうちに診療を受けておくことが大切です。

また、安易に休日や夜間に救急医療機関を受診する方が増えると、緊急を要する重症患者への対応が遅れたり、本当に必要なときに救急医療機関を受診できなくなる場合があります。急病などのやむを得ない場合を除き、診療時間内に受診しましょう。

受診すべきか迷ったらまず電話相談を!!
小児救急相談 #8000 救急相談センター #7119
お子さんの急な病気で心配なとき、小児科の医師や看護師からアドバイスが受けられます。
利用できる時間帯はお住まいの自治体によって異なります。
多くの自治体で実施しています。救急隊経験者や看護師などによるアドバイスが受けられます。
(24時間/年中無休)

重複受診はやめましょう

医療機関を紹介なく変更すると、その都度初診料がかかり、医療費の無駄が発生します。
また、何度も検査や処置・投薬などを行うので体にも負担がかかります。

かかりつけ医を持って、何かあった場合は、まずはかかりつけ医に相談しましょう。

おくすり手帳をつくりましょう

薬は飲みあわせが悪かったりすると、副作用を生じる場合があります。また、薬を余分にもらったりすると、医療費の無駄につながります。

まずは体質や服薬歴、副作用の発生状況などを記録する「おくすり手帳」をつくって、かかりつけ医や薬剤師から適切なアドバイスを受けましょう。

ジェネリック医薬品を利用しましょう

「ジェネリック医薬品」は新薬の製造・販売の特許期間が終了した後に、新薬と同じ有効成分でつくられる安価な医薬品です。同等の効能であることを国が承認した医薬品です。

お医者さんや薬剤師にジェネリック医薬品の利用について相談してみましょう。

(C)CASIO Health Insurance Society. All right reserved.