〜家計にやさしい〜 医療費節約術

高額な薬剤や医療の高度化により、医療費はアップしつづけています。また、高齢者の医療を支えるための納付金により、健保組合は厳しい財政状況を強いられています。私たちの家計を守るため、また、健保財政をこれ以上悪化させないためにも医療費の節約にご協力お願いします。

今からおさらい通院編

夜間や休日の医療費は高くなる!

医療機関のサービスが多様化し、平日の夜間や土曜・日曜に診療をしてくれるクリニックが増えてきました。しかし、夜間や休日などは、ぐっと料金が加算されるのをご存知ですか?診療時間内でも18時以降は割増料金がかかります!緊急時以外は、割増のない診療時間の受診を心がけましょう。

診療時間と加算額

初診料(医科) 6歳以上2,820円/6歳未満3,570円

診療時間と加算額

見落としがちな薬局編

時間外だと割増料金がかかるのは病院・クリニックだけだと思っていませんか?

実は調剤薬局でも、薬を受け取る時間によっては営業時間内でも割増料金がかかっています。

以下のケースはあくまで一例です。詳細はかかりつけの薬局にご確認ください。

CASE:1【平日】19時35分

夜間・休日等加算+400円 たとえ店が開いていても、19時以降は割増料金がかかります。

CASE:2【土曜日】13時12分

土曜は13時以降から割増料金が発生します。

年末年始はどうなる?

12月29日〜1月3日は、曜日に かかわらず休日として加算が適用されます。

できるだけ12月28日までに薬局に行くようにしましょう。

年間を通して処方せんの有効期限は、発行日含め4日間です!

医者へのかしこいかかり方

医師に「どこが」「いつから」「どうした」症状を具体的に伝える!

的確な治療を受けるには、医師としっかりコミュニケーションをとることが大切です。自覚症状や病歴など、自分の症状をしっかり伝えるために、予めメモを用意しておきましょう。

こんな受診の仕方、していませんか? 土曜日は近所のA診療所に行ったけど…今日はスーパーの近くのBクリニックで薬を出してもらおう

自分の都合で医療機関を何度も変えない!

同時期に同じ病気でいくつもの医療機関にかかると、検査や薬が重複し、身体も財布も負担が大きくなります。

紹介状なしで大病院に行かない!

紹介状もなしに大きな病院にかかると、健康保険が適用されない特別料金がかかることをご存知ですか?

紹介状なしでいきなり大病院にかかると、特別料金がかかります

まずはかかりつけ医を受診しましょう。

病院によっては5,000円以上かかるところもあり、意外な出費になります。また、検査なども大掛かりになりがちで、診療所などと比べて、出費がかさみます。

自己負担が大幅UP!?

まずはかかりつけ医を受診しましょう。本格的な検査や治療が必要なときは紹介状を書いてもらえます。紹介状をもって大病院に行けば、特別料金を加算されることはありません。大病院でしかできない治療が終わったら、またかかりつけ医へ戻り、定期的に通院しながら経過を管理してもらうのがよい方法です。

子どもの医療費はタダ(または安い)と思い込んでいませんか?

子どもの医療費は、自治体による医療費助成制度のおかげで窓口負担が無料となるケースが増えてきました。一見、自治体がすべて負担しているように見えるものは自己負担の部分だけです。残りは健康保険組合が大半(7〜8割)を負担しており実際には安くありません。さらに、6歳未満の子どもは時間外料金などが大人よりも高くなります。安いからといって、むやみに受診するのは控えましょう。

夜間や休日に子どもが急な病気で受診を迷ったときはまず電話相談やウェブサイトを利用しましょう。医師等から病気の対処法や通院の判断などのアドバイスがもらえるので、ムダな割増料金の節約にもつながります。

6歳未満の初診料は3,570円。時間外加算は2,000円、休日加算は3,650円、深夜加算は6,950円です。
小学校就学前までは自己負担2割です。

Q;補助が出て助かる!全部自治体が払ってくれてるんだろうな〜 A;いいえ、実は医療費の大半を健保が負担してるんです…。自己負担2〜3割 健保組合7〜8割 みなさんが毎月納めている保険料から支払われています 自己負担分無料 自治体によって補助の割合は異なります 子どもの医療費も、結局私たちが毎月納めている保険料から支払っているのね。

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